管理業務主任者試験 令和4年試験 問20(改題)
問20
コンクリートのひび割れの補修に関する次の記述のうち、「コンクリートのひび割れ調査、補修・補強指針2022」(公益社団法人日本コンクリート工学会)によれば、最も不適切なものはどれか。
- 外気温の変動による挙動が小さいひび割れ幅0.1mmの補修に、ポリマーセメントペーストによるひび割れ被覆工法を適用した。
- 外気温の変動による挙動が小さいひび割れ幅0.5mmの補修に、アクリル樹脂系注入材による注入工法を適用した。
- 外気温の変動による挙動が大きいひび割れ幅0.5mmの補修に、ポリマーセメントペーストによる注入工法を適用した。
- 外気温の変動による挙動が大きいひび割れ幅1.0mmの補修に、可撓性エポキシ樹脂による充填工法を適用した。
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正解 3
問題難易度
肢13.0%
肢215.3%
肢363.9%
肢417.8%
肢215.3%
肢363.9%
肢417.8%
分野
科目:6 - 建物・設備細目:3 - 建物
解説
- 適切。幅0.2mm未満程度の微細なひび割れに対しては、被覆工法(シール工法)が選定されます。挙動が小さいことから、剛性のあるポリマーセメントペーストを補修材として用いることが適しています。
- 適切。挙動の小さい幅0.2mm以上1.0mm以下のひび割れに対しては、樹脂注入工法が選定されます。挙動が小さいことから、硬質形のアクリル樹脂系注入材やエポキシ樹脂系注入材が用いられます。
- [不適切]。挙動の大きい幅0.2mm以上1.0mm以下のひび割れに対しては、樹脂注入工法又はUカットシール材充填工法が選定されます。挙動が大きい場合、ひび割れの開閉に追従できる軟質・弾性系の補修材(軟質形や可とう性のエポキシ樹脂、シーリング材等)を用いる必要があります。硬質で挙動追従性のないポリマーセメントペーストは、再度ひび割れを生じるため用いるべきではありません。
- 適切。挙動の大きい幅1.0mm程度のひび割れに対しては、Uカットシール材充填工法が選定されます。シーリング材や可とう性エポキシ樹脂を用いることで、ひび割れの開閉に追従し、ひび割れの再発生を抑制します。
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