管理業務主任者試験 令和3年試験 問17

問17

マンションの屋上の防水に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  1. メンブレン防水とは、被膜を形成して防水層を作る工法の総称である。
  2. シート防水に用いられる、プラスチック系の材料等で作られたシートは、変形能力が大きく下地の動きに追従する。
  3. 建築改修工事監理指針によれば、外気温の著しい低下が予想されるときは、塗膜防水を施工しなければならない。
  4. ウレタン系塗膜防水工法は、突出物の多い屋上の改修工事の際に、施工が容易なため採用されることが多い。

正解 3

問題難易度
肢13.1%
肢28.1%
肢378.8%
肢410.0%

解説

  1. 適切。メンブレン防水とは、屋根面に連続した不透水性の被膜(メンブレン)を形成することにより防水機能を発揮する工法の総称をいい、アスファルト防水・シート防水・塗膜防水等が含まれます。
  2. 適切。シート防水に用いられる塩化ビニル樹脂系・加硫ゴム系等のプラスチック系シートは、伸び率が大きく変形能力に優れるため、温度変化や乾燥収縮等による下地の動きに追従しやすい特性があります。これにより下地の挙動によるひび割れに対しても防水性能を維持できます。
  3. [不適切]。塗膜防水は、液状の防水材を現場で塗り重ねることで防水層を作る工法です。塗布した防水材は硬化反応によって被膜を形成するため、外気温が著しく低下する条件下では硬化不良や付着不良を招きやすく、施工を避けるべきとされています。
  4. 適切。ウレタン系塗膜防水工法は、液状の防水材を塗布して硬化させる工法で、形状に応じて自在に施工できるため、配管・架台・点検口等の突出物が多い屋上の改修工事に適しています。
したがって不適切な記述は[3]です。