管理業務主任者試験 令和2年試験 問26
問26
国土交通省策定による長期修繕計画作成ガイドライン(以下、本問において「本ガイドライン」という。)によれば、次の記述のうち、「ガイドラインの目的」として最も不適切なものはどれか。
- 本ガイドラインは、適切な内容の長期修繕計画の作成を促すことを目的としている。
- 本ガイドラインは、長期修繕計画に基づいた修繕積立金の額の設定を促すことを目的としている。
- 本ガイドラインは、マンションの計画修繕工事の適時適切かつ円滑な実施を図ることを目的としている。
- 本ガイドラインは、外部の専門的知識を有する者による専門委員会を設置し、長期修繕計画における基本方針を決定させることを促すことを目的としている。
正解 4
問題難易度
肢10.6%
肢216.1%
肢33.7%
肢479.6%
肢216.1%
肢33.7%
肢479.6%
分野
科目:6 - 建物・設備細目:5 - 長期修繕計画ガイドライン
解説
本ガイドラインは、次の3つを目的として、マンションにおける長期修繕計画の作成又は見直し及び修繕積立金の額の設定に関して、基本的な考え方等と長期修繕計画標準様式を使用しての作成方法を示したものです(長1章1)。- 適切な内容の長期修繕計画の作成を促すこと
- 長期修繕計画に基づいた修繕積立金の額の設定を促すこと
- マンションの計画修繕工事の適時適切かつ円滑な実施を図ること
- 適切。本ガイドラインは、適切な内容の長期修繕計画の作成を促すことを目的の一つとしています。計画修繕工事に必要な費用を修繕積立金としてあらかじめ積み立てておくためには、適切な長期修繕計画を作成し、これに基づいた修繕積立金の額を設定することが重要であるためです。
- 適切。本ガイドラインは、適切な内容の長期修繕計画に基づいた修繕積立金の額の設定を促すことを目的の一つとしています。計画修繕工事の実施時に修繕積立金の不足が生じる原因が、不適切な内容の長期修繕計画にあることが少なくないためです。
- 適切。本ガイドラインは、マンションの計画修繕工事の適時適切かつ円滑な実施を図ることを目的の一つとしています。マンションの快適な居住環境の確保と資産価値の維持のために、適切な長期修繕計画の作成が不可欠であるとされています。
- [不適切]。本ガイドラインでは、専門委員会には、経験や知識のある区分所有者の参加を求めることが必要とされています。外部の専門家にアドバイスを求めることも認められますが、専門委員会は区分所有者が主体的に運営すべきです。外部の専門家に基本方針を決定させることは目的ではありません(長コ2章2節2)。