管理業務主任者試験 令和2年試験 問20
問20
防火管理者に関する次の記述のうち、消防法の規定によれば、誤っているものはどれか。
- 居住者が50人以上である共同住宅では、防火管理者を選任する必要がある。
- 高さ20mを超える建築物では、統括防火管理者を選任する必要がある。
- 甲種防火対象物である共同住宅についての防火管理者の資格を有する者には、当該共同住宅において防火管理上必要な業務を遂行することができる管理的又は監督的な地位にあるもので、総務大臣の登録を受けたものが行う甲種防火対象物の防火管理に関する講習の課程を修了した者が含まれる。
- 防火管理者の業務の中には、消防の用に供する設備、消防用水又は消火活動上必要な施設の点検及び整備がある。
広告
広告
正解 2
問題難易度
肢16.8%
肢285.2%
肢33.7%
肢44.3%
肢285.2%
肢33.7%
肢44.3%
分野
科目:6 - 建物・設備細目:2 - 建築関連法令
解説
- 正しい。収容人員50人以上の共同住宅の管理権原者は、一定の資格を有する者のうちから防火管理者を定めなければなりません(消8条1項・消令1条の2第3項1号ハ)。
学校、病院、工場、事業場、興行場、百貨店(これに準ずるものとして政令で定める大規模な小売店舗を含む。以下同じ。)、複合用途防火対象物(防火対象物で政令で定める二以上の用途に供されるものをいう。以下同じ。)その他多数の者が出入し、勤務し、又は居住する防火対象物で政令で定めるものの管理について権原を有する者は、政令で定める資格を有する者のうちから防火管理者を定め、政令で定めるところにより、当該防火対象物について消防計画の作成、当該消防計画に基づく消火、通報及び避難の訓練の実施、消防の用に供する設備、消防用水又は消火活動上必要な施設の点検及び整備、火気の使用又は取扱いに関する監督、避難又は防火上必要な構造及び設備の維持管理並びに収容人員の管理その他防火管理上必要な業務を行わせなければならない。
別表第一(五)項ロ【←共同住宅】、(七)項、(八)項、(九)項ロ、(十)項から(十五)項まで、(十六)項ロ及び(十七)項に掲げる防火対象物で、収容人員が五十人以上のもの
- [誤り]。20mではありません。統括防火管理者の選任義務が生じる「高層建築物」とは、高さ31mを超える建築物をいいます。共同住宅以外の建築物では高さ31m以下であっても一定の場合には選任義務が生じることはありますが、「高さ20mを超える建築物」を一律の基準とするものではありません(消8条の2第1項)。
高層建築物(高さ三十一メートルを超える建築物をいう。第八条の三第一項において同じ。)その他政令で定める防火対象物で、その管理について権原が分かれているもの又は地下街(地下の工作物内に設けられた店舗、事務所その他これらに類する施設で、連続して地下道に面して設けられたものと当該地下道とを合わせたものをいう。以下同じ。)でその管理について権原が分かれているもののうち消防長若しくは消防署長が指定するものの管理について権原を有する者は、政令で定める資格を有する者のうちからこれらの防火対象物の全体について防火管理上必要な業務を統括する防火管理者(以下この条において「統括防火管理者」という。)を協議して定め、政令で定めるところにより、当該防火対象物の全体についての消防計画の作成、当該消防計画に基づく消火、通報及び避難の訓練の実施、当該防火対象物の廊下、階段、避難口その他の避難上必要な施設の管理その他当該防火対象物の全体についての防火管理上必要な業務を行わせなければならない。
- 正しい。防火管理者は、都道府県知事・消防長・登録法人が行う防火管理講習(甲種・乙種)の課程を修了した者等であることのほか、当該防火対象物において防火管理上必要な業務を適切に遂行することができる管理的又は監督的な地位にある者であることが必要です(消令3条1項)。甲種防火対象物(共同住宅の場合は延べ面積500㎡以上)では、甲種防火管理者を選任する必要があります。
法第八条第一項の政令で定める資格を有する者は、次の各号に掲げる防火対象物の区分に応じ、当該各号に定める者で、当該防火対象物において防火管理上必要な業務を適切に遂行することができる管理的又は監督的な地位にあるものとする。
- 正しい。管理権原者は、防火管理者に次の業務を行わせなければなりません(消令3条の2第2項)。本肢の活動もこれに含まれます。
- 消防計画の作成
- 消火・通報・避難の訓練の実施
- 消防の用に供する設備・消防用水・消火活動上必要な施設の点検・整備
- 火気の使用又は取扱いに関する監督
- 避難又は防火上必要な構造・設備の維持管理
- 収容人員の管理 など
防火管理者は、前項の消防計画に基づいて、当該防火対象物について消火、通報及び避難の訓練の実施、消防の用に供する設備、消防用水又は消火活動上必要な施設の点検及び整備、火気の使用又は取扱いに関する監督、避難又は防火上必要な構造及び設備の維持管理並びに収容人員の管理その他防火管理上必要な業務を行わなければならない。
広告
広告