管理業務主任者試験 平成30年試験 問19
問19
鉄筋コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 中性化とは、硬化したコンクリートが空気中の炭酸ガス(CO2)の作用によって次第にアルカリ性を失って中性に近づく現象をいう。
- 中性化の進行を遅らせるためには、モルタル塗り等の仕上げが有効である。
- アルカリ骨材反応とは、アルカリ反応性骨材と鉄筋が長期にわたって反応し、その鉄筋が発錆し膨張することにより、コンクリートにひび割れを生じたり崩壊したりする現象をいう。
- アルカリ骨材反応を抑制するためには、「コンクリート中のアルカリ総量の抑制」、「抑制効果のある混合セメントの使用」、「安全と認められる骨材の使用」の抑制対策のうち、いずれか一つについて確認をとらなければならない。
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正解 3
問題難易度
肢14.8%
肢210.3%
肢363.5%
肢421.4%
肢210.3%
肢363.5%
肢421.4%
分野
科目:6 - 建物・設備細目:3 - 建物
解説
- 適切。中性化とは、硬化したコンクリート中の水酸化カルシウム等のアルカリ性成分が、空気中の二酸化炭素(CO2)と反応して炭酸カルシウムに変化することにより、本来はアルカリ性であるコンクリートが徐々に中性に近づく現象をいいます。中性化が鉄筋位置に到達すると保護被膜が破壊され、鉄筋が腐食する原因となります。
- 適切。中性化は、コンクリート表面から空気中の二酸化炭素が侵入することにより進行します。モルタル塗り・タイル張り・塗装等の仕上げ材による表面の被覆は、二酸化炭素の侵入経路を遮断する効果があるため、中性化の進行を遅らせる有効な対策となります。
- [不適切]。アルカリ骨材反応は、骨材中のアルカリ反応性鉱物(シリカ等)がコンクリート中のアルカリ性水溶液と長期にわたって反応し、生成物が吸水膨張することで、コンクリートにひび割れや崩壊を生じる現象です。コンクリートと骨材(砂や砂利)との化学反応で起こる現象であるため、「鉄筋との化学反応」とする本肢の説明は誤りです。
- 適切。アルカリ骨材反応の抑制対策としては、①コンクリート中のアルカリ総量の抑制、②抑制効果のある混合セメントの使用、③安全と認められる骨材の使用の3つの方法があり、このいずれか一つの方法による確認が求められています。
- ①コンクリート中のアルカリ総量の抑制
- アルカリ量が表示されたポルトランドセメント等を使用し、コンクリート1m³に含まれるアルカリ総量をNa2O換算で3.0kg以下にする
- ②抑制効果のある混合セメントの使用
- 高炉セメント[B種・C種]あるいはフライアッシュセメント[B種・C種]、もしくは混和材をポルトランドセメントに混入した結合材でアルカリ骨材反応抑制効果の確認されたものを使用する
- ③安全と認められる骨材の使用
- 骨材のアルカリシリカ反応性試験(化学法又はモルタルバー法)の結果で無害と確認された骨材を使用する
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