管理業務主任者試験 平成29年試験 問21

問21

音に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  1. 人間が聴き取ることのできる周波数帯は、約20ヘルツから20,000ヘルツである。
  2. 加齢性難聴は、低い周波数から始まり、次第に高い周波数でもみられるようになる。
  3. 人間が聴き取ることのできる最小の音圧は、周波数によってかなり変化する。
  4. 固体伝搬音とは、建物の躯体構造を伝わる振動によって居室内の壁面や天井面等から発生する音のことである。

正解 2

問題難易度
肢16.8%
肢283.1%
肢32.0%
肢48.1%

解説

  1. 適切。人間が聴き取ることのできる音の周波数帯(可聴域)は、一般に20Hz~20,000Hzとされています。これより低い周波数は超低周波、高い周波数は超音波と呼ばれ、人間の耳では知覚されません。年齢や個人差によって実際に聴き取れる範囲は変動します。
  2. [不適切]。加齢性難聴とは、年齢を重ねることによって、少しずつ聞こえが悪くなる現象のことです。加齢に伴い、内耳の細胞のうち高い周波数を感知する部位から先に機能が低下していくため、最初に高い周波数の音から聴き取りにくくなり、次第に中音域・低音域へと進行していくのが特徴です。「低い周波数から始まる」とする本肢の記述は誤りです。
  3. 適切。人間が聴き取ることのできる最小の音圧は、周波数(音の高さ)によって大きく変わります。一般に2~5kHzで最も感度が高く、低い周波数の音になるほど聞き取りにくくなる傾向があります。
    【参考】マンションでは、隣戸からの話し声や上階の生活音のような音は住民に認識されやすい一方で、給排水ポンプや換気設備などから発生する低い振動音は、音としては知覚されにくいことがあります。
  4. 適切。音の伝わり方には、空気中を伝わる「空気伝搬音」と、固体を通じて伝わる「固体伝搬音」があります。固体伝搬音は、建物の躯体を振動として伝わり、居室内の壁面や天井面等を二次的に振動させることで発生する音をいいます。上階の足音や設備機器の振動による下階への伝搬等が代表例です。
したがって不適切な記述は[2]です。