管理業務主任者試験 平成29年試験 問20

問20

地震に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
  1. 地震の規模を表すマグニチュードは、その値が1増えるごとにエネルギーが約10倍になる。
  2. 日本では、地震による揺れの強さを表す震度を7階級としている。
  3. 日本では、現在でも、震度の判定は体感及び目視によっている。
  4. 地震波にはP波とS波があり、P波の方がS波より速く伝わる性質がある。

正解 4

問題難易度
肢19.0%
肢26.9%
肢33.5%
肢480.6%

解説

  1. 不適切。10倍ではありません。マグニチュードは、地震そのものが持つエネルギーの大きさを表す指標です。マグニチュードの値が1増えるごとに、地震のエネルギーは約32倍になります。値が2増えると約1,000倍となる計算です。
  2. 不適切。7階級ではありません。気象庁が定める震度階級は、震度0・1・2・3・4・5弱・5強・6弱・6強・7の「10階級」です。
    【参考】以前は震度1~7の7階級でしたが、阪神・淡路大震災において、同じ震度とされた地域でも被害に大きな差が見られたことから、1996年から5と6が「弱」と「強」に細分化され、現在に至ります。
  3. 不適切。日本における震度の判定は、平成8年(1996年)以降、計測震度計による自動計測によって行われています。それ以前は体感及び周囲の被害状況の目視によっていましたが、現在は機械観測に基づく客観的な判定方式に移行しています。
  4. [適切]。地震波にはP波(縦波・初期微動)とS波(横波・主要動)があり、P波はS波より伝播速度が速いため先に到達します。地震計でP波を検知してからS波が到達するまでの時間差を利用して震源距離を推定する手法や、緊急地震速報の発信原理にも応用されています。
したがって適切な記述は[4]です。