管理業務主任者試験 平成28年試験 問28
問28
窓サッシの改修工法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- カバー工法、持出し工法は、既存サッシ枠を残して、その上に新規のサッシ枠を取り付けるので、開口寸法は既存のものよりも小さくなる工法である。
- ノンシール工法は、比較的大型の窓サッシに採用され、既存躯体との間には、タイト材を使用するので、外部側のシーリング充填作業が省略できる工法である。
- はつり工法は、既存サッシ枠回りの躯体をはつり取り、新規のサッシ枠を取り付けるので、振動、粉じんが多く周囲への影響が大きい工法である。
- 引抜き工法は、既存サッシ枠を油圧工具又はジャッキ等で撤去するので、はつり工法に比較して、騒音が発生しにくい工法である。
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正解 2
問題難易度
肢110.3%
肢258.8%
肢38.5%
肢422.4%
肢258.8%
肢38.5%
肢422.4%
分野
科目:6 - 建物・設備細目:3 - 建物
解説
- 適切。カバー工法・持出し工法は、既存サッシ枠を残置したまま、その上に補助材を用いて新規サッシ枠を固定して取り付ける改修工法です。新規サッシ枠を既存の建具枠にかぶせるため、開口部の有効寸法は小さくなります。
- [不適切]。大型の窓サッシは対象としません。ノンシール工法は、あらかじめ新規サッシ枠に取り付けられている成型ゴムガスケット(タイト材)を用いて、新規サッシ枠と構造体開口部の間を塞ぐ工法です。便所・浴室の小窓など小さな開口部に採用され、カバー工法における外部から側のシーリング材充填作業やそのための外部足場が不要となります。
【補足】大型の窓サッシでは躯体との間の隙間や挙動が大きくなり、タイト材のみでは止水性能を確保しにくいため適用できません。 - 適切。はつり工法は、既存サッシ枠と周囲の構造体を電動工具等ではつり取り、既存サッシ枠を撤去したうえで新規サッシ枠を取り付ける工法です。従前と同等の開口寸法を確保できますが、はつり作業に伴う振動・騒音・粉塵が発生するため、周辺への影響が大きい工法といえます。
- 適切。引抜き工法は、油圧工具やジャッキ等を用いて既存サッシ枠を引き抜いて撤去し、新規サッシ枠を取り付ける工法です。躯体をはつる作業を伴わないため、はつり工法と比較して振動・騒音・粉塵の発生を抑制できます。ただし、既存サッシ枠を引き抜く際に開口部周囲の構造体にひび割れが発生するなど、躯体の損傷に対する配慮が必要です。
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