管理業務主任者試験 平成27年試験 問21

問21

マンションの受水槽に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  1. 受水槽の水位は、水道から受水槽への給水系統に主弁と副弁で構成される定水位弁を設けて制御する。
  2. 受水槽を、耐力壁などの面に接して堅固に固定することは禁止されている。
  3. 受水槽の水を給水ポンプにより建物内の必要な箇所へ直送する方式は、超高層マンションにも使われる。
  4. 受水槽の有効容量は、1日予想給水量の3倍とすることが望ましい。

正解 4

問題難易度
肢14.7%
肢27.0%
肢36.4%
肢481.9%

解説

  1. 適切。受水槽への給水系統には、主弁と副弁で構成される「定水位弁」を設けて水位を制御するのが一般的です。副弁としてボールタップ等を用い、その動作に連動して主弁が開閉する仕組みで、受水槽の水位を一定範囲に保ちます。
  2. 適切。飲料水用の受水槽は、外部から保守点検が容易に行えるよう、上面・下面・周囲のすべての面について建築物の壁・床等から所要の空間(天井1m・その他60cm)を確保して設置する必要があります(6面点検スペース)。耐力壁等の面に接して固定すると、点検不能となるため認められません。
  3. 適切。受水槽に貯留した水を、加圧給水ポンプにより建物内の各所へ直接圧送する方式(ポンプ直送方式)は、高置水槽を要さず屋上荷重を軽減できるため、近年は超高層マンションでも採用されています。
  4. [不適切]。3倍ではありません。受水槽の有効容量は、一般に1日予想給水量の2分の1程度を標準として設計されます。容量を過大にすると貯留水の滞留時間が長くなり、残留塩素の消費による水質劣化を招くため、適切な容量であることが求められます。なお、高置水槽の容量は、1日予想給水量の10分の1程度です。
したがって不適切な記述は[4]です。