管理業務主任者試験 平成27年試験 問20
問20
マンションの給排水設備に関する用語の説明として、最も不適切なものはどれか。
- 排水トラップとは、衛生器具又は排水系統中の装置として、その内部に封水部を有し、排水の流れに支障を与えることなく排水管中の空気が室内に侵入してくることを阻止することができるものをいう。
- 破封とは、排水立て管の通気性能不足に起因する吸い出し・はね出し現象や自己サイフォン・毛管現象(毛細管現象)・蒸発などにより封水が破れる現象をいう。
- バキュームブレーカとは、水使用機器において、吐水した水又は使用した水が逆サイフォン作用により上水系統へ逆流するのを防止するための止水弁をいう。
- ウォータハンマとは、水撃作用ともいい、管内水流を急に締め切ったときに、水流の慣性で管内に衝撃・振動水圧が発生する現象をいう。
広告
広告
正解 3
問題難易度
肢112.6%
肢26.3%
肢373.1%
肢48.0%
肢26.3%
肢373.1%
肢48.0%
分野
科目:6 - 建物・設備細目:4 - 設備
解説
- 適切。排水トラップとは、衛生器具または排水系統の途中に設けられ、内部に水を貯留する封水部を有することにより、排水の流れを妨げずに排水管内の臭気・害虫・有害ガス等が室内へ侵入することを阻止する装置をいいます。Pトラップ・Sトラップ・わんトラップ等の形状があります。
- 適切。破封とは、排水管内の圧力変動による吸い出し作用・はね出し作用、自己サイホン作用、毛管現象、長期未使用による蒸発等の原因により、トラップの封水が失われる現象をいいます。封水が破れると下水ガス等が室内に侵入するため、適切な通気設備の設置や定期的な使用による予防が必要です。
- [不適切]。バキュームブレーカとは、給水管内に負圧が生じた際に自動的に大気を吸入し、逆サイホン作用による汚染水の上水系統への逆流を防止する「逆流防止器具」です。「止水弁」ではありません。
止水弁が水の通水・止水を切り替える弁であるのに対し、バキュームブレーカは負圧時の大気導入により逆流を断ち切る機能を有する点が異なります。 - 適切。ウォーターハンマーとは、管内の水流を急に締め切った際に、水流の慣性により管内に衝撃的な圧力上昇や振動水圧が発生する現象をいいます。シングルレバー水栓や電磁弁を備えた機器で生じやすく、騒音や配管・機器の損傷の原因となるため、流速の抑制や水撃防止器の設置で対処します。
広告
広告