管理業務主任者試験 令和6年試験 問17

問17

コンクリートの中性化に関する次の文章の(A)から(C)までに入る語句の組合せとして、最も適切なものはどれか。

中性化は、大気中の(A)がコンクリートに侵入し、コンクリートのアルカリ性が徐々に(B)していく現象である。この中性化深さの進行は、時間の(C)に比例して進行し、鉄筋に到達することによって鉄筋の発錆はっせいの危険が増大するとされている。
  1. (A)酸素 (B)上昇 (C)平方根
  2. (A)酸素 (B)低下 (C)2乗
  3. (A)二酸化炭素 (B)上昇 (C)2乗
  4. (A)二酸化炭素 (B)低下 (C)平方根

正解 4

問題難易度
肢14.8%
肢216.7%
肢316.3%
肢462.2%

解説

〔Aについて〕
中性化は、コンクリート中の水酸化カルシウム等のアルカリ性成分が二酸化炭素と反応して、炭酸カルシウムに変化することでpH値が低下する現象です。中性化に関与する大気中のガスは「二酸化炭素」であり、「酸素」ではありません。

〔Bについて〕
pH値は大きいほどアルカリ性が強く、小さいほど酸性が強いことを示します。コンクリートは本来、pH値の高い強いアルカリ性を示しており、この性質によって内部の鉄筋を腐食から守っています。中性化(=炭酸化)が進むとコンクリートのアルカリ性が弱まるため、pH値は低下します。

〔Cについて〕
中性化深さは、経過時間の平方根t)に比例して進行します。中性化はコンクリート表面から内部に向かって進行しますが、深く進むほど、CO2が表面から中性化前線まで拡散する距離が長くなるため、進行速度がだんだん遅くなります。
仮に1年で1.0mm進むとした場合、2.0mm進むには22=4年、3.0mm進むには32=9年かかることになります。

以上より、(A)二酸化炭素、(B)低下、(C)平方根 となる[4]の組合せが適切です。