管理業務主任者試験 平成28年試験 問20

問20

マンションの屋上、バルコニー等の防水に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
  1. メンブレン防水とは、被膜を形成して防水層を作る工法の総称で、アスファルト防水を含めない。
  2. アスファルト防水以外のシート防水、塗膜防水などに用いられる防水材の日本工業規格(JIS)のすべてが、1990年代になってから制定されたものである。
  3. 防水施工に関わる者には、国による技能検定制度があり、技能検定に合格した者は、技能士と称することができる。
  4. 日本建築学会の建築工事標準仕様書・同解説(JASS 8)に示されている仕様であれば、シート防水層、塗膜防水層は、仕上げの種類にかかわらず通常の歩行に耐えうる。

正解 3

問題難易度
肢112.0%
肢27.7%
肢366.9%
肢413.4%

解説

  1. 不適切。アスファルト防水も含まれます。メンブレン防水とは、屋根面に連続した不透水性の被膜(メンブレン)を形成することにより防水機能を発揮する工法の総称で、アスファルト防水・改質アスファルトシート防水・合成高分子系シート防水・塗膜防水等が含まれます。
  2. 不適切。改質アスファルトシート等の比較的新しい材料は1990年代以降にJIS規格化されていますが、シート防水の歴史は古く、合成高分子系ルーフィング(JIS A 6008)のように1960年代から制定されているものも存在します。
  3. [適切]。職業能力開発促進法に基づく国家技能検定制度として「防水施工」の職種が設けられており、合格者は「1級・2級防水施工技能士」と称することができます。
  4. 不適切。シート防水層は、原則として歩行用として使用することはできません。これに対し、塗膜防水層については、仕様によって異なりますが、軽歩行に対応できるものが一般的です。
したがって適切な記述は[3]です。