管理業務主任者試験 平成28年試験 問15

問15

管理組合の活動における以下の取引に関して、令和7年3月分の仕訳として最も適切なものは次のうちどれか。ただし、この管理組合の会計年度は、毎年4月1日から翌年3月31日までとし、期中の取引において、企業会計原則に基づき厳格な発生主義によって経理しているものとする。

(取引)
共用部分である外階段の塗装が()がれてきたため、令和7年2月10日に塗装会社に対して、塗装工事を代金1,500,000円で発注し、発注時に着手金として500,000円を支払い、塗装会社は同年3月中に塗装工事を完成させた。
なお、この塗装工事代金の残金1,000,000円は、同年4月末日に振込により支払う約束である。
  1. 15_1.png/image-size:436×65
  2. 15_2.png/image-size:436×65
  3. 15_3.png/image-size:436×65
  4. 15_4.png/image-size:436×65

正解 4

問題難易度
肢124.3%
肢24.2%
肢32.1%
肢469.4%

解説

一連の取引の会計処理は次のようになります。

〔2月:発注と着手金500,000円の支払い〕
着手金や手付金は、将来発生する費用を先払いする形になるため、前払金として処理します。
借方貸方
前払金50万円
普通預金50万円
〔3月:工事の完成〕
塗装工事は3月中に完了しており、その時点で費用は発生しています。支払いは4月に行われますが、すでに支払いが確定しているため、3月に修繕費として費用を計上します。完成時には2月に計上した前払金を消し込むとともに、残金100万円の未払金をあわせて貸方に計上します。
借方貸方
修繕費150万円
前払金
未払金
50万円
100万円
〔4月:残金の支払い〕
未払金を支払った場合、対応する未払金を消し込みます。
借方貸方
未払金100万円
普通預金100万円
したがって、3月分の仕訳としては[4]が適切です。